ビバ!五十路!中年パンクスのハンドメイドブログ

五十路の中年パンクスによるハンドメイドに関するブログです。なるべく役に立つ内容にしたいと思います。

レザークラフト初心者必見!革の種類や特徴をまとめたよ!|オススメの革も紹介!

革といっても様々。
牛・馬・豚・羊・やぎ・鹿などなど、初心者にとっては謎だらけかと思います。

そこでレザークラフト初心者に向け、革の種類や特徴、仕上げ・加工の種類をこの記事にまとめようと思います。

参考にしてください。

 

革の部位と特性

革も食肉と同じで部位によって違う特性を持っています。

  • ショルダー
    ショルダーは後首から肩にかけての部分です。
    生きていた頃によく動かしていた部位なので伸び特性が強く、しなやかな繊維が特徴、シワも多いです。
    革の柔らかさを強調したバッグなどに使われたりします。

  • ベンズ
    ベンズは背中から尻にかけての部分です。
    繊維がよく締まっているので、ベルトやバイカーウォレットなどの一枚革で構成するような作品に向いています。
    コバの仕上げも他の部位よりも綺麗に仕上がるという特性を持っています。

  • ベリー
    ベリーは脚から腹部の部位です。
    繊維がゆるく、伸びが強すぎるので制作には不向きな部位です。

 

 

革の加工と特性

革の性質を大きく左右するのが「なめし」です。
剥いだままの「かわ」は「皮」と呼び、当然ですがこのままでは腐ってしまいます。
そこで、「皮」が腐らないように「なめし」という加工をします。
「なめす」ことで腐敗しにくく、強くしなやかになります。
それこそが製品としての「革」です。

比較的安価な「クロムなめし」が主流でしたが、環境問題の観点から「タンニンなめし」が見直されています。

  • クロムなめし
    原料が安い「クロムなめし剤」を使ってなめす方法です。
    ソフトな風合いで、柔軟性・伸縮性に富み、耐久性も高いのが特徴です。
    ただ、焼却するとクロムが化学反応を起こして有害な「六価クロム」が含まれる有毒ガスが発生するので、処分の時には注意が必要です。

  • タンニンなめし
    木の渋を抽出した「植物タンニン剤」を使ってなめす方法です。
    古来からのなめし方法で、伸縮が小さいので型崩れしにくく、吸湿性に富み、染色しやすいのがメリットです。
    また、使い込むほどに艶が増す独特の経年変化を得られます。
    原料も高く、結合に時間がかかり、作業工程も膨大で手間がかかるので非常にコストがかかります。
    一般にタンニンなめしの俗称として「ヌメ革」と呼ばれています。

  • コンビネーションなめし
    タンニンなめし剤とクロムなめし剤を組み合わせてなめす方法です。
    それぞれの欠点を補い、低コストで生産できます。


ヌメ革

  • ヌメ
    使い込むほどに日焼けや手の脂などで艶が増す独特の経年変化を得られます。
    一般的にタンニンなめし革全般を指します。

  • タンロー
    「タンニンなめしローケツ染用」の略称です。
    ヌメ革を漂白し、表面のタンニンむらや色味を落とした革です。
    白っぽいのでカービングやスタンピング、染色に向いています。

  • ブライドルレザー
    タンニンでなめしたあとに革の表面からロウを擦り込むことで耐久性、撥水性が増した頑丈な革に仕上げられています。

  • サドルレザー
    俗称としてヌメ革に油脂分を多く入れて扱いやすく、日焼けなどで強いエイジングがでる革を指します。
    元々は馬の鞍に使う分厚いタンニンなめし革が由来です。

 

オイルレザー

タンニンなめしを施す際にオイルを含ませることで革をよりしなやかにし、より強度を増した革です。しっとりとした触り心地です。

 

スエード

革の裏をサンドペーパーなどで毛羽立てた、やわらかい革です。
カーフやピッグスキンが用いられることが多いです。

 

ヌバック

スエードが革の内側を起毛させるのに対して、皮革の表側をやすりやサンドペーパーなどで削って細かく起毛加工したものをいいます。

 

シュリンクレザー

革をなめす段階で特殊な薬品をつけ、革表面を縮ませた革のことです。
縮み(シュリンク)により、革の表面にシボ(しわ)ができるのが特徴で、傷などを目立ちにくくする効果があります。

 

型押し

革をなめしたあと、革の表面をプレスすることによって多彩な表情が楽しめるのが型押しです。
さまざまな模様や図式があり、エンボスレザーとも呼ばれ、ヘビ、ワニなどの爬虫類を模した型が多いです。
傷や汚れが目立ちにくく、雨にも強いなどのメリットがあります。

 

エナメルレザー

エナメルと呼ばれる樹脂を革の外側に加工、コーティングした革です。
パテントレザーと表記している場合もあります。
水を弾きます。

 

 

革の種類

牛革

皮革製品としてもっとも多く利用されているのが牛革です。
成育具合に応じていろいろな種類があり、それぞれの特徴があります。

  • カーフ
    生後約六ヶ月以内の皮で、キメが細かく、薄いです。
    生産量が少ないので、牛革の中では最も高価です。

  • キップ
    生後半年から一年以内の皮で、カーフよりも厚く、強度もあります。

  • カウ
    生後二年以上のメスの成牛の皮で、厚みはステア、ブルよりも薄い革です。

  • ステア
    生後三ヶ月〜半年以内に去勢し、生後二年以上経過したオスの皮で、厚みが平均しています。
    牛皮の中で最もポピュラーな革です。

  • ブル
    生後三年以上経過したオスの成牛の皮で、繊維が荒く、厚く、丈夫な革です。

馬革

馬と牛の繊維組織自体はよく似ています。
一般的には牛革の方が強いと言われますが、その代わりに馬革は柔軟性に優れています。

  • コードバン
    農耕馬のお尻部分から取れる皮革で、非常に繊維がキメ細やかで、硬く、強靭な革です。生産量が限られているので、非常に高価です。
    使用することで輝きを増すツヤ感から、「革のダイヤモンド」とも呼ばれています。

豚革

その軽さと通気の良さ、摩擦に対する強さがあります。
その汎用性の高さと特徴から高級ブランドなどでも使われています。
国内で自給可能な革のひとつで、輸出もしています。

 

やぎ革

ゴートスキンは、大人のヤギから作られた革のことで、表面に独特のシボ(しわ)があります。薄いですが強度に優れ、柔らかくてしなやかな肌触りが特徴です。
牛革よりも強く耐摩耗性にも優れていて高級ブランドでも使われています。

 

羊革

薄くて牛革に比べ強度は劣りますが、きめの細かさ、柔らかさが特徴の素材で、強度が必要な製品には利用されません。
レディース・アウタージャケット等に良く使用されている皮革です。

 

鹿革

鹿革のディアスキンはメス鹿から作られており、繊維が非常に細かい革です。
日本でも馴染み深い皮で、なめらかな質感と、強度も兼ね備えるといった特徴から、武具や衣類に用いられてきた皮革です。

 

 

レザークラフト初心者にオススメの革

実際に使ってみて、小物作りなどに使いやすいオススメの革をピックアップしてみました。

  1. タオヤメ
    Phoenixオリジナルのオイルレザーです。
    非常に扱いやすいタンニンなめし革です。

    l-phoenix.shop-pro.jp

  2. ソフトヌメ
    Phoenixオリジナルのソフトレザーです。
    タオヤメの柔らかいヴァージョンという感じです。
    柔らかい革ですが手縫いできます。

    l-phoenix.shop-pro.jp

  3. ハーマンオーク・ツーリングレザー
    経年変化が美しい本ヌメ革です。
    制作はもちろん、使い込む楽しさも味わえる革です。

    www.leathercraft.jp

  4. LCアメリカンオイルレザー
    こちらも扱いやすく、エイジングも出やすい革です。

    www.leathercraft.jp

  5. 栃木レザー
    レザークラフトを初めてまもない頃、こちらの栃木レザーをよく使っていました。
    30cm幅で長さ5cm〜85cm、厚みも1mm、1.5mm、2mmという設定があり、初心者としては仕入れしやすかったです。
    もちろん、扱いやすい革です。

    leathermania.jp